船舶のロープにはどんな種類があるの?
2023/01/01
船舶の係船に欠かせないロープですが、多くの種類からどれを使えば良いのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、船舶のロープの種類とそれぞれの特徴をご紹介しましょう。
ロープ選びの参考にしてみてくださいね。
船舶のロープの種類
ロープの編み方の種類
ロープは編み方によって、強度が変化します。
主な編み方は、以下の通りです。
最もポピュラーな編み方で3本の縄を撚り合わせており、強度の高さが特徴です。 ・八つ打ちロープ
8本の縄で構成されており、伸び縮みするためショックの吸収力に優れています。
ねじれが少なく、柔軟性の高さが特徴です。 ・組み紐
表面目凹凸が少ないことから摩擦に強く、ねじれにくい特徴があります。
ロープの材質の種類
ロープは材質によっても特徴が異なりますので、最適なものを選びましょう。
主な材質の特徴は、以下の通りです。
水に沈む素材で、最も広く利用されています。
伸び縮みしやすく、柔軟性が高く丈夫です。 ・ビニロン
水に沈む素材で、触った感じは木綿の糸に似ています。
扱いやすく何度も水に濡れて乾燥するのを繰り返すことで、固く頑丈に変化します。 ・ポリエステル
水に沈む素材でナイロンと似た特徴をもちますが、ナイロンよりも重く固くなりにくい特徴があります。 ・ポリエチレン
他の種類と違い、水に浮く素材です。
熱に対する弱さがありますが、水に強いです。
まとめ
船舶のロープは編み方や材質によって、特徴や強度が異なります。
価格や用途などを考慮し、最適なものを選びましょう。
株式会社天草海洋は、作業船など船舶のリース・買取・艤装工事などを行っております。
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